
ちょっとした衣類のほつれや裾上げをしたいとき、わざわざ重たいミシンを出さずに使えるハンディミシンは非常に便利ですね。
ただ、多くの方がまず考えるのは、手軽に手に入る100円ショップでの取り扱い状況ではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気の100均であるダイソーやセリア、キャンドゥの各店舗で取り扱いがあるか調査し、どのような種類や特徴の商品があるのかを徹底的に解説いたします。
- ダイソー・セリア・キャンドゥ各社での現在の販売状況
- キャンドゥで購入できる440円ハンディミシンの詳細スペック
- 購入前に知っておくべきメリットとデメリット
- 本格的な作業には通販の電動モデルが推奨される理由
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Contents
ハンディミシンは100均のダイソーやセリア、キャンドゥにある?
- ダイソーでの取り扱い状況と売り場
- セリアでの取り扱い状況と売り場
- キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
- 通販での購入がおすすめ
- よくある疑問
- まとめ:ハンディミシンは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
ダイソーでの取り扱い状況と売り場
結論から申し上げますと、現在のダイソーではハンディミシンの本体を見つけるのは非常に困難な状況です。
以前は300円〜500円(税抜)の価格帯で「電動ハンドミシン」などが販売されていた実績がありますが、2024年12月時点での公式オンラインストアや多くの店舗在庫を確認しても、取り扱いが確認できませんでした。
以前はホッチキスのような形状のものが売られていたのですが、ここ最近は売り場で見かけることがなくなってしまいましたね。
現在、ダイソーの手芸コーナーで入手できるのは、以下のような消耗品が中心となっています。
- 家庭用ミシン針(JANコード:4549131721638)
- ミシン糸(ポリエステルスパンなど)
もし店舗で在庫を探す場合は、手芸用品コーナーや裁縫道具の棚をチェックすることをおすすめしますが、本体に出会える可能性はかなり低いと考えておいたほうが良いでしょう。
セリアでの取り扱い状況と売り場
セリアに関しては、ハンディミシンの取り扱いはありません。
セリアは店内商品のほぼ全てを「100円(税抜)」で維持する方針を貫いているため、構造上コストがかかるハンディミシン(他店では300円〜500円設定の商品)は導入されていないのが現状です。
セリアのハンドメイドコーナーは非常に充実していますが、ミシン本体ではなく、以下のような「手縫い」をサポートするアイテムが豊富に揃っています。
| 取り扱い商品例 | 特徴 |
|---|---|
| 簡易ソーイングセット | 針と糸、ハサミなどがセットになった携帯用 |
| 手芸用ボンド | 縫わずに布を接着できる便利グッズ |
そのため、セリアで探す場合は「ミシンを買う」のではなく、「手縫いや接着で補修する道具を探す」という目的に切り替えるのが得策といえます。
キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
今回調査した3社の中で、唯一確実に購入できるのがキャンドゥです。
キャンドゥでは「コンパクトハンディミシン」という商品名で販売されており、価格は440円(税込)となっています。手芸コーナーや裁縫用品の棚に陳列されていることが多いですね。

【商品情報】
商品名:コンパクトハンディミシン
価格:440円(税込)
JANコード:4959512506363
駆動方式:手動式(電池不要)
付属品:糸通し、ボビン延長棒
この商品の最大の特徴は、ホッチキスのようにカチカチと握るだけで縫える「手動式」である点です。電池がいらないため、いつでもどこでもすぐに使えるのがメリットですが、一方で注意が必要なポイントもいくつか存在します。
購入前に知っておきたい注意点
- 縫えるのは薄手の布のみ(厚さ3mm以下推奨)。ジーンズやタオル地は縫えません。
- 縫い方は「チェーンステッチ」です。返し縫いができないため、縫い終わりは必ず手で結んで玉留めをする必要があります。これをしないと、糸を引っ張るだけで全てほどけてしまいます。
- 握るリズムが重要です。一定のスピードでカチカチと動かさないと、縫い目がバラバラになりやすいです。
ワッツ(Watts)でも同じJANコードの商品が取り扱われていることがあるため、近くにキャンドゥがない場合はワッツを探してみるのも一つの手段です。
通販での購入がおすすめ
ここまで100円ショップの状況をお伝えしましたが、もしあなたが「ジーンズの裾上げをしたい」「失敗せずに長く使いたい」と考えているなら、通販サイトで販売されている電動ハンディミシンの購入を強くおすすめします。
キャンドゥの440円ミシンはあくまで「手動」であり、薄手の布の応急処置用という側面が強い商品です。一方で、Amazonや楽天などで2,000円〜3,000円程度で販売されている電動タイプには、以下のようなメリットがあります。
電動ハンディミシンのメリット
- 厚手の布も縫えるパワーがある(デニム2枚重ね程度なら対応可能な機種が多い)
- 電動なので手が疲れない(スイッチを押すだけで自動で進む)
- 縫い目が安定しやすい(手動のようなムラが出にくい)
「440円で安く済ませたい」という気持ちもわかりますが、結局うまく縫えずにストレスを感じてしまうくらいなら、最初から少し予算を出して電動タイプを選ぶほうが、結果的に満足度は高くなることが多いですよ。
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よくある疑問
Q. 100均のハンディミシンでジーンズの裾上げはできますか?
A. 基本的に難しいと考えたほうが良いでしょう。キャンドゥの製品は厚さ3mm以下の布を推奨しており、デニム生地(特に折り返して重なった部分)は針が通らなかったり、布送りができなかったりします。無理に行うと針が折れる原因になります。
Q. 電池は必要ですか?
A. キャンドゥで販売されている440円のモデルは「手動式」のため、電池は不要です。一方で、通販などで売られている電動タイプは単3電池4本などが必要になるケースが一般的です。
Q. 初心者でもすぐに使えますか?
A. 構造はシンプルですが、綺麗に縫うには少しコツがいります。特に「布を真っ直ぐ送る」「縫い終わりの糸を処理する(玉留め)」という作業は練習が必要です。YouTubeなどで解説動画を見ながら、要らない布で数回練習してから本番に挑むことをおすすめします。
まとめ:ハンディミシンは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
今回の調査結果をまとめますと、ダイソーとセリアでは現在ハンディミシン本体の入手は難しく、キャンドゥ(またはワッツ)でのみ440円で購入可能ということが分かりました。
ただし、100均のミシンは手動式で縫える素材に限りがあるため、「薄手の布のほつれ直し」や「緊急用」として割り切って使うのが正解です。
もし、ジーンズの裾上げや、子供の通園バッグ作りなど、ある程度しっかりした強度が必要な作業を予定している場合は、100均商品ではなく、通販で評価の高い電動ハンディミシンや、小型の据え置きミシンを検討してみてください。道具選びを間違えないことが、裁縫を楽しく続ける一番のコツですよ。