
冬の厳しい寒さ対策や光熱費の節約を考えたとき、窓際に置くだけで冷気の侵入を抑えてくれる窓断熱ボードは非常に便利ですね。
ただ、多くの方がまず考えるのは、手軽に手に入る100円ショップで取り扱いがあるか調査してみることではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気の100均であるダイソーやセリア、キャンドゥの各店舗で窓断熱ボードの取り扱い状況を徹底的にリサーチし、どのような種類や特徴の商品があるのかを詳しく解説いたします。
- ダイソー・セリア・キャンドゥ各社の窓断熱ボード在庫状況
- 店舗での購入時に役立つJANコードと具体的な商品仕様
- 実際に商品を使用したユーザーのリアルな口コミと評価
- より高い断熱効果を求める場合の最適な選択肢
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Contents
窓断熱ボードは100均のダイソーやセリア、キャンドゥにある?
- ダイソーでの取り扱い状況と売り場
- セリアでの取り扱い状況と売り場
- キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
- 確実に入手するなら通販での購入がおすすめ
- 代替品・応用アイテム情報
- 窓断熱ボードに関するよくある疑問
- まとめ:窓断熱ボードは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
ダイソーでの取り扱い状況と売り場
今回の調査において、最も窓断熱ボードのラインナップが充実していたのはダイソーでした。特に冬のシーズン中は、季節用品コーナーの目立つ場所に特設売り場が設けられていることが多いです。
ダイソーでは、本格的なボードタイプから補助的なパネルまで幅広く展開されています。
【主力商品】断熱ボード(吸盤3個付)

ダイソーで見つかる断熱グッズの中で、最もスタンダードかつ効果が期待できるのがこの商品です。発泡ポリエチレンを使用しており、窓際に立てかけるだけで冷気を遮断する構造になっています。
商品詳細データ
| 商品名 | 断熱ボード(吸盤3個付) |
|---|---|
| 価格 | 550円(税込) |
| JANコード | 4550480532325 |
| サイズ | 200×50×0.5cm |
| 材質 | 発泡ポリエチレン、OPPフィルム |
この商品の最大の特徴は、550円という価格ながら厚さが約0.5cmある点です。また、吸盤が3個付属しているため、窓ガラスに固定して倒れにくくする工夫がされています。デザインもシンプルで、どんな部屋にも馴染みやすいのが魅力です。
【補助用】冷気遮断パネル(3枚入)

こちらは大きなボードではなく、窓のレール部分や小窓に設置するための小型パネルです。
商品詳細データ
- 商品名:冷気遮断パネル(3枚入)
- JANコード:4550480388021
- 価格:330円(税込)
- サイズ:約30×25cm × 3枚
特筆すべきは「結露吸水機能」がついている点です。冷気を防ぎつつ、サッシ周りの厄介な水滴対策も同時に行いたい場合に適しています。
ダイソー製品の口コミ・評判
実際に購入したユーザーの声を分析すると、コストパフォーマンスの高さに満足している意見が多く見受けられます。
良い口コミ・活用術
- 「設置したその日から、足元を這うような冷気が明らかに減った」
- 「550円でこのサイズは他では買えない。コスパ重視なら最強」
- 「リメイクシートを貼って木目調にアレンジすると、安っぽさが消える」
一方で、「極寒地域では高さが足りない」「真冬はこれだけでは寒い」といった声もありました。あくまで簡易的な断熱対策として優秀という位置づけのようです。
セリアでの取り扱い状況と売り場
セリアでは、ダイソーのような「完成された窓断熱ボード」としての販売は少ない傾向にあります。その代わり、DIY素材としてのラインナップが非常に豊富です。
売り場はDIYコーナーや梱包資材コーナーを探してみると見つかりやすいでしょう。
プラダン(プラスチックダンボール)
セリアの戦略として、既製品を提供するのではなく、ユーザーが自宅の窓サイズに合わせて自作するための素材を提供しているようです。
商品詳細データ
| 商品名 | プラダン(モノクロ / 半透明) |
|---|---|
| 価格 | 各110円(税込) |
| JANコード | 4947879713012(モノクロ) |
| サイズ | 50×35×0.3cm |
このプラダンを複数枚購入し、テープで連結させることでオリジナルの断熱ボードを作成することが可能です。手間はかかりますが、窓のサイズにシンデレラフィットさせることができるのが最大のメリットです。
注意点
1枚のサイズが比較的小さいため、掃き出し窓などの大きな窓に対応させるには、6枚〜10枚程度の購入が必要になる場合があります。
キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
キャンドゥでは、一般的な断熱ボードというよりも、ニッチな場所や特定の用途に特化した断熱アイテムが取り扱われています。
ジグザグ折りたたみ式断熱シート

キャンドゥの特徴的な商品は、収納性を考慮した折りたたみタイプや、デザイン性を意識したアニマル柄のシートです。
商品詳細データ
- 商品名:ジグザグ折りたたみ式断熱シート 90×45CM アニマル
- JANコード:4545244647711
- 価格:110円(税込)
高さが45cm程度と低めの設定になっているため、リビングの大きな窓全体をカバーするというよりは、トイレや洗面所の小窓、あるいは部屋のドア下の隙間風対策として活用するのがおすすめです。
確実に入手するなら通販での購入がおすすめ
ここまで100円ショップの各製品をご紹介してきましたが、もし予算に余裕があり、より確実な断熱効果を求めているのであれば、ホームセンターやネット通販で専門メーカーの製品を購入することを強くおすすめします。
その理由は、在庫の有無や配送の利便性ではなく、純粋に「製品としての品質と性能」に大きな違いがあるからです。
素材の厚みと密度の違い
断熱性能において最も重要な要素の一つが「厚み」です。100均の優秀なボードでも厚さは約5mm程度ですが、通販などで購入できるニトリの製品や断熱専門メーカーのボードは、厚さが8mm以上あるものが主流です。
この数ミリの厚みの差が、空気の層(断熱層)をより強固にし、冷気の遮断能力を格段に向上させます。
耐久性とデザインの選択肢
安価なボードはワンシーズン使用すると、湿気や紫外線で反り返ったり、変色したりすることがあります。一方、専門メーカーの製品は耐久性が高く設計されており、翌シーズンも問題なく使えるケースが多いです。
また、インテリアを損なわない落ち着いた木目調や、窓からの光を遮らない半透明タイプなど、部屋の雰囲気に合わせたデザインを選べるのも大きなメリットかなと思います。「とにかく部屋を暖かく保ちたい」という機能性を重視する方は、専用品の導入を検討してみてください。
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代替品・応用アイテム情報
専用のボードが見つからない場合や、さらに効果を高めたい場合の応用テクニックをご紹介します。
基本の3層防御システム
窓の寒さ対策は、一つのアイテムに頼るのではなく、複数のアイテムを組み合わせることで相乗効果が生まれます。以下の3ステップが最強のコスパ対策と言われています。
- 隙間テープ:サッシのレールの隙間を埋める(ダイソーなどで購入可)。
- 断熱シート(プチプチ):窓ガラス面に貼り、熱が逃げるのを防ぐ。
- 断熱ボード:窓の手前に立てかけ、冷気の下降気流(コールドドラフト)をせき止める。
これらを全て100均で揃えたとしても、1,000円以下で窓1枚分の完全装備が可能です。
特に「隙間テープ」は地味ですが効果絶大です。ボードを置いても寒い場合は、サッシの隙間から風が入っていることが多いですよ。
DIY上級者向け:スタイロフォーム
見た目よりも性能を極めたい方は、ホームセンターの資材売り場にある建築用断熱材「スタイロフォーム」を活用する方法があります。
厚さ20mm〜30mmのスタイロフォームをカッターで窓枠サイズにカットしてはめ込めば、二重窓に近い強力な断熱効果が得られます。ただし、不透明な素材のため採光性は失われますので、夜間専用のフタとして使うのが一般的です。
窓断熱ボードに関するよくある疑問
購入前によくある疑問や不安な点について、Q&A形式で回答します。
Q. 結露は完全に防げますか?
A. 断熱ボードを設置しただけでは、結露を完全になくすことは難しいです。むしろ、ボードと窓ガラスの間の温度差や空気の滞留によって、カビが発生するリスクもあります。晴れた日はボードを外して換気をするか、結露吸水テープを併用することをおすすめします。
Q. 網入りガラスや複層ガラスに使っても問題ないですか?
A. 窓の前に「立てかけるタイプ」のボードであれば、基本的にガラスの種類を問わず使用可能です。注意が必要なのは、ガラス面に直接「貼り付けるタイプ」のシートです。網入りガラスなどに密着させると、熱割れ(温度差でガラスが割れる現象)を起こす可能性がありますので、パッケージの注意書きを必ず確認してください。
Q. 100均のボードは毎年買い替えが必要ですか?
A. 基本的にはワンシーズンでの使い切り推奨とされています。素材が軽量の発泡ポリエチレンであるため、紫外線による劣化や、結露によるカビの付着が避けられないからです。衛生面を考慮しても、冬が終わったら処分し、翌年は新しいものを用意するのが良いでしょう。
まとめ:窓断熱ボードは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
今回は、100円ショップ各社における窓断熱ボードの取り扱い状況について調査・解説しました。
結論として、店舗ですぐに使える完成品を購入したい場合は、ダイソーの「断熱ボード(550円)」が最もバランスが良くおすすめです。一方で、自分の窓に完璧にフィットさせたい場合はセリアのプラダンを使ったDIY、小窓などの部分的な対策ならキャンドゥというように、目的によって使い分けるのが賢い方法です。
1月以降は在庫が品薄になる傾向があるため、見つけたら早めに確保しておきましょう。
また、もし「リビングの寒さを根本的に解決したい」「数年は使い続けられるしっかりした物が欲しい」という場合は、やはり通販などで専門メーカーの厚手の商品を選ぶのが正解です。数百円から千円程度の投資で、冬の毎日の快適さと暖房効率が大きく変わりますので、ぜひ検討してみてください。