
お気に入りのマグカップやお皿の一部が少し欠けてしまったとき、そのまま捨てるのはもったいないと感じることはありませんか。できれば自分で手軽に直したいと考える方は多いはずです。
ただ、修理に必要な道具を揃えるとなると、まず思い浮かぶのは身近な100均で取り扱いがあるか調査することではないでしょうか。
そこでこの記事では、大手100円ショップであるダイソー、セリア、そしてキャンドゥの各店舗で、陶器の欠け補修用品の取り扱いがあるか調査し、どのような商品が販売されているのかを徹底的に解説いたします。
- ダイソー・セリア・キャンドゥでの陶器補修用品の取り扱い状況
- 各100円ショップで購入できる代用可能なアイテムとその売り場
- 100均アイテムを使って補修する際の重要な注意点とリスク
- 食器としても安心して使える安全な補修方法の選び方
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Contents
陶器の欠け補修用品は100均のダイソーやセリア、キャンドゥにある?
- ダイソーでの取り扱い状況と売り場
- セリアでの取り扱い状況と売り場
- キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
- 通販での購入がおすすめ
- 代替品・応用アイテム情報
- よくある疑問
- まとめ:陶器の欠け補修用品は100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
ダイソーでの取り扱い状況と売り場
まずは業界最大手のダイソーについて、陶器の欠け補修用品の取り扱いがあるか調査しました。
結論から申し上げますと、2025年現在、ダイソーでは「陶器専用の補修キット」や「金継ぎセット」といった専用商品は販売されていません。しかし、補修に代用できる接着剤やパテは販売されています。
ダイソーで見つかる主な代用品は以下の通りです。
| 商品名 | 特徴・用途 | JANコード |
|---|---|---|
| エポキシ2液混合タイプリペア接着剤 | 2つの液を混ぜて硬化させる強力な接着剤。陶器やタイルの接着に使用可能。 | 4984355149545 |
| 万能エポキシパテ | 粘土のように練って埋めるパテ。欠けた部分の充填に使用可能。 | 4549131067491 |
売り場情報
これらの商品は、主に「工具・リフォームコーナー」や「接着剤売り場」に陳列されています。文具コーナーの糊売り場とは異なる場合が多いのでご注意ください。
ただし、これらはあくまで汎用的な補修材であり、陶器専用として開発されたものではありません。そのため、色味が合わなかったり、硬化後の質感が陶器と異なったりする場合があります。
ダイソーには便利なアイテムが多いですが、食器に使えるかどうかは別の話ですね。パッケージの裏面をよく確認することが大切です。
セリアでの取り扱い状況と売り場
次に、おしゃれな雑貨が多いセリアでの取り扱い状況です。
調査の結果、セリアでも同様に「陶器の欠け補修」に特化した専用商品の取り扱いは確認できませんでした。公式サイトや店舗での調査においても、金継ぎキットのようなセット商品は販売されていません。
セリアで購入可能な代用品としては、以下のようなものがあります。
- 瞬間接着剤(多用途タイプ): 微細なひび割れの仮止めなどに使用可能。
- カラー補修剤(ホワイト系): 壁や家具用の補修材ですが、白い陶器の小さな欠けを目立たなくするために代用されることがあります。
売り場情報
セリアでは「DIYコーナー」や「工具コーナー」に接着剤や補修材がまとめられています。
セリアの商品はデザイン性が高いものが多いですが、補修用品に関しては機能重視のラインナップとなっており、陶器を本格的に直すための材料をすべて揃えるのは難しいのが現状です。
キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
最後にキャンドゥの取り扱い状況について解説します。
キャンドゥにおいても、陶器専用の補修材や欠けを直すための専用キットは販売されていませんでした。他の100円ショップと同様に、汎用的な接着剤やパテを代用品として活用することになります。
キャンドゥで入手可能な代用アイテムの例は以下の通りです。
- エポキシ接着剤: 2液混合タイプで強度が比較的高いため、置物などの陶器の接着に利用されます。
- 補修用パテ: 欠損部分を埋めるためのパテですが、陶器用と明記されていないものが大半です。
売り場情報
「工具・補修用品コーナー」を探してみてください。店舗の規模によっては取り扱い種類が少ない場合があります。
注意点
ダイソー、セリア、キャンドゥのいずれの商品も、基本的には「食品衛生法」に適合しているという記載はありません。口をつける食器への使用はリスクが伴うため、注意が必要です。
通販での購入がおすすめ
前述の通り、100均には陶器専用の補修用品はなく、あくまで汎用品での代用となります。大切な器をきれいに、そして安全に直したい場合は、ネット通販で専用の補修キットを購入することを強くおすすめします。
通販で購入できるメーカー品の補修材を選ぶべき理由は、主に「安全性」と「仕上がりの美しさ」にあります。
食品衛生法適合の商品が選べる
Amazonや楽天などで販売されている陶器用補修材や簡易金継ぎキットの中には、「食品衛生法適合」と明記されているものが多くあります。これは、修理した箇所が口に触れたり、温かいスープを入れたりしても、有害な物質が溶け出さないことが試験で確認されているということです。普段使いの食器を直すなら、この基準をクリアしていることは必須条件と言えます。
初心者でも失敗しにくいセット内容
専用のキットには、陶器に適した接着剤、パテ、そして自然な色に仕上げるための合成漆や金粉(真鍮粉)などがすべてセットになっています。100均でバラバラに材料を集めて失敗するリスクを避けることができ、説明書通りに進めるだけできれいに修復できます。
数百円の差で安全と仕上がりが買えるなら、通販の専用キットの方が結果的にコストパフォーマンスが良いと言えますね。
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代替品・応用アイテム情報
もし、食器としてではなく「花瓶」や「置物」などの陶器を直したい場合で、どうしても100均アイテムで済ませたいときは、いくつかの商品を組み合わせて応用することが可能です。
簡易的な補修アイデア(非食器用)
- 穴埋め: エポキシパテ(ダイソー等)で欠けた部分を成形して埋めます。
- 着色: パテが硬化した後、アクリル絵の具で元の陶器の色に合わせて着色します。
- コーティング: トップコートやニスを塗ることでツヤを出します。
また、「金継ぎ風」に見せたい場合は、エポキシ接着剤に金色の粉(ネイル用のゴールドパウダーなど)を混ぜて接着する方法がSNSなどで紹介されることがあります。しかし、これらはあくまで「見た目を似せる」ための工作であり、耐久性や安全性は保証されません。
特に、100均のエポキシ系接着剤は黄色く変色しやすい傾向があるため、長期的な美観を保つのは難しいというデメリットも理解しておきましょう。
よくある疑問
陶器の補修に関して、よく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 100均のエポキシ接着剤で直した食器で食事をしても大丈夫ですか?
A. 推奨できません。100均のエポキシ接着剤やパテの多くは、食品衛生法に適合している旨の記載がありません。化学物質が溶け出す可能性があるため、直接口をつける食器や、食品を乗せる皿への使用は避けてください。
Q. 電子レンジや食洗機に入れても平気ですか?
A. 一般的な補修材は熱や水分にそこまで強くありません。特に100均の代用品で補修した陶器は、電子レンジの熱や食洗機の水圧・洗剤によって接着が剥がれたり、有害物質が発生したりする恐れがあります。専用の「電子レンジ対応」を謳う補修材以外は使用を控えましょう。
Q. 初心者でも簡単にできる「金継ぎ」はありますか?
A. はい、あります。伝統的な本漆(ほんうるし)を使わず、食品対応の合成樹脂を使用する「簡易金継ぎキット」が通販などで販売されています。これらはカブレの心配が少なく、乾燥時間も短いため、初心者の方に最適です。
まとめ:陶器の欠け補修用品は100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
今回は、陶器の欠け補修用品が100均のダイソー、セリア、キャンドゥで手に入るのかを詳しく解説してきました。
調査の結果をまとめると以下のようになります。
- ダイソー・セリア・キャンドゥ共通: 陶器専用の補修用品や金継ぎキットの取り扱いはない。
- 代用品の状況: エポキシ接着剤やパテは購入可能だが、食器への使用は安全面で推奨されない。
- 売り場: 主に「工具コーナー」や「接着剤コーナー」に陳列されている。
置物やインテリアとしての陶器であれば、100均の代用品で応急処置をすることも可能です。しかし、毎日の食事で使う大切なお皿やカップを修理したい場合は、安全性が確認されている通販の専用補修キットを選ぶのが最も確実で安心な方法です。
きちんとした材料を使って直した器は、愛着も一層湧いてくるものです。ぜひ、用途に合わせて最適なアイテムを選んでみてください。
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