
仕事での書類確認や宅配便の受け取りを考えたとき、キャップレスで手軽に捺印できるシャチハタなどの浸透印は非常に便利です。
ただ、インクが薄くなってきた際に多くの方がまず考えるのは、手軽に手に入る100円ショップでの取り扱い状況ではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気の100均であるダイソー、セリア、キャンドゥの各店舗でシャチハタ補充インクの取り扱いがあるか調査し、どのような種類や特徴の商品があるのかを徹底的に解説いたします。
- ダイソー・セリア・キャンドゥ各店の在庫状況
- 100均インクを使用する際の重大な注意点
- 純正品と100均製品のコスパやリスクの違い
- インク選びで失敗しないための解決策
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Contents
シャチハタ補充インクは100均のダイソーやセリア、キャンドゥにある?
- ダイソーでの取り扱い状況と売り場
- セリアでの取り扱い状況と売り場
- キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
- シャチハタ補充インクは通販での購入がおすすめ
- 100均インク使用時によくある疑問
- まとめ:シャチハタ補充インクは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
ダイソーでの取り扱い状況と売り場
結論から申し上げますと、大手100円ショップのダイソーでは、シャチハタタイプのハンコに使用可能な補充インクが販売されています。
実際に店舗の文房具コーナー、特に印鑑やスタンプが陳列されている棚の付近を調査したところ、以下の商品を発見しました。

ダイソー:補充インキ 浸透印用
- 価格:110円(税込)
- JANコード:4549131524154
- 容量:3ml
- 色:赤(朱色)のみ
- 特徴:国内の浸透印すべてに対応できる国産油性顔料インク
この商品は「油性顔料」を使用しており、シャチハタ(Xスタンパー)と同じタイプのインクであることがパッケージに記載されています。色は一般的な認印として使われる「朱色(赤)」のみの展開となっており、残念ながら黒や青といった他のカラーは確認できませんでした。
使用方法としては、インクボトルの先端から印面に直接1〜2滴を垂らし、そのまま半日から一晩ほど放置して浸透させるタイプです。
SNSなどの口コミでは「普通に使えた」「安くて助かる」という声がある一方で、「浸透するのにかなり時間がかかる」「純正に比べると少し色が薄い気がする」といった感想も見受けられます。
緊急で赤いインクが必要な場合、ダイソーは非常に頼りになる存在と言えるでしょう。
セリアでの取り扱い状況と売り場
続いて、おしゃれな雑貨が豊富なセリアでの取り扱い状況について解説します。
セリアの文房具売り場および印鑑コーナーをくまなく調査しましたが、現時点では「浸透印用の補充インク」は販売されていませんでした。
セリアでは、シャチハタのような形状をした「スタンプ本体」は販売されています。しかし、これらは使い切りを前提としているか、あるいはインク補充に関するサポート商品が店頭に並んでいないのが現状です。
知っておきたい豆知識
セリアで販売されているネーム印の多くは、実は大手メーカー「ブラザー」の技術が使われていると言われています。ブラザー製のスタンプは、シャチハタ(シヤチハタ株式会社)のインクとは成分が異なるため、もし他社のインクを入れると目詰まりを起こす可能性があります。
セリアで買ったハンコのインクが切れた場合は、無理に他社のインクを探すよりも、新しいスタンプを110円で買い直すのが最も経済的で安全な方法と言えます。
キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
キャンドゥの店舗でもリサーチを行いました。事務用品コーナーには「補充インク」と書かれた商品が置かれていますが、ここで絶対に注意しなければならない点があります。
キャンドゥで見かける補充インクは、主に以下の商品です。

キャンドゥで販売されている補充インクの大きな特徴は、「朱肉と浸透印のどちらにも使える兼用タイプ」である点です。
キャンドゥ:朱肉・スタンプ台・印章用補充液
- 価格:110円(税込)
- 用途:朱肉、スタンプ台、浸透印(ネーム印)への補充
- 特徴:1本で複数の用途に対応できるマルチタイプ
ダイソー製品が「浸透印専用」であるのに対し、キャンドゥの製品はスポンジ状の朱肉にも、シャチハタのような浸透印にも使えるよう成分が調整されているのが魅力です。
これなら、「家の朱肉が乾いてしまった」という時と「ネーム印が薄くなった」という時の両方に対応できるため、1本持っておくと非常に汎用性が高いアイテムと言えるでしょう。
購入時の注意点
ただし、商品パッケージの裏面や説明書きは必ず確認してください。「顔料系」や「油性」など、お手持ちのシャチハタ(シヤチハタ株式会社製)の指定インクと性質が合っているかをチェックしてから使用することをおすすめします。
シャチハタ補充インクは通販での購入がおすすめ
ここまで100円ショップの状況を見てきましたが、大切なハンコを長く使い続けるためには「通販や文具店で純正インクを購入すること」を強くおすすめします。
その理由は主に3つあります。
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
「純正品は高い」というイメージがあるかもしれませんが、実は通販サイトなどを利用すれば非常に安価に入手可能です。例えば、シャチハタ純正の補充インキ(XLR-20N・20ml入り)は、Amazonやヨドバシ.comなどの量販店サイトであれば300円〜400円台で購入できることがあります。
| 商品名 | 価格目安 | 容量 | 1mlあたりの単価 |
|---|---|---|---|
| ダイソー製品 | 110円 | 3ml | 約37円 |
| シャチハタ純正(XLR-20N) | 約350円〜 | 20ml | 約17.5円 |
上記のように、容量あたりの単価で計算すると、実は純正品の方が100均よりも半額近く安いという計算になります。
2. インク詰まりのリスクがない
シャチハタ(シヤチハタ株式会社)の公式サイトによると、純正以外のインクを使用した場合、インク成分の違いによって化学反応が起き、印面が使用できなくなる恐れがあると警告されています。
1,500円以上するネーム9本体を、わずか数百円の節約のために壊してしまうリスクを考えると、純正品を使う方が安心です。
3. 豊富なカラーバリエーション
100均では基本的に「赤(朱色)」しか手に入りませんが、通販であれば「黒」「薄墨」「紫」「藍色」「緑」など、あらゆるカラーの純正インクがすぐに見つかります。
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100均インク使用時によくある疑問
ここでは、シャチハタのインク補充に関してよく寄せられる疑問にお答えします。
Q. ダイソーのインクをシャチハタ「ネーム9」に入れても大丈夫ですか?
基本的には使用可能ですが、メーカー保証の対象外となります。ダイソーの製品は「汎用」のインクであり、シャチハタ専用に調整されたものではありません。
長期間使用した場合に印面が劣化したり、色が微妙に異なったりする可能性があるため、大切な実印や仕事用の認印への使用は自己責任で行ってください。
Q. 100均で黒いインクは売っていますか?
2025年現在、ダイソー、セリア、キャンドゥともに、浸透印用の「黒インク」の取り扱いは確認できていません。黒色のスタンプインクが必要な場合は、文房具店またはネット通販で購入する必要があります。
Q. インクを補充したのに色が薄いままなのはなぜですか?
浸透印はその構造上、補充したインクが印面まで染み出してくるのに時間がかかります。補充直後は変化がないように見えても、追加で注ぎ足さず、必ず印面を下にして半日から12時間ほど放置してください。それでも改善しない場合は、印面の目詰まりや本体の寿命が考えられます。
まとめ:シャチハタ補充インクは100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
今回の調査の結果、シャチハタ補充インクの100均での取り扱い状況は以下の通りであることが分かりました。
- ダイソー:「浸透印用」の補充インク(赤)があり、緊急時の代用として使用可能。
- セリア:補充インクの取り扱いはなし。本体の買い替えを推奨。
- キャンドゥ:「朱肉・浸透印兼用」の便利なタイプが販売されている。
ダイソーのインクは手軽で便利ですが、長期的なコストパフォーマンスや、本体を故障させるリスクを考慮すると、やはりメーカー純正のインクを使用するのが最も賢い選択と言えます。
特に仕事で毎日使うような大切なハンコであれば、トラブルを避けるためにも、Amazonや楽天、ヨドバシ.comなどで適合する純正インクを探してみてはいかがでしょうか。