
洗濯機下の掃除や脱水時の振動音対策を考えたとき、本体の下にスペースを作れるかさ上げ台は非常に便利です。
ただ、多くの方がまず考えるのは、手軽に手に入る100円ショップでの取り扱い状況ではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気の100均であるダイソーやセリア、キャンドゥの各店舗で、実際に洗濯機かさ上げ台の取り扱いがあるか調査し、どのような種類や特徴の商品があるのかを徹底的に解説いたします。
- ダイソー・セリア・キャンドゥ各社の販売状況
- 100均で購入可能な代替グッズや活用方法
- 安全に使うために知っておきたい注意点
- 耐久性や機能性に優れたおすすめの選択肢
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Contents
洗濯機かさ上げ台は100均のダイソーやセリア、キャンドゥにある?
- ダイソーでの取り扱い状況と売り場
- セリアでの取り扱い状況と売り場
- キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
- 通販での購入がおすすめ
- よくある疑問
- まとめ:洗濯機かさ上げ台は100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
ダイソーでの取り扱い状況と売り場
結論から申し上げますと、ダイソーでは洗濯機を物理的に持ち上げて高さを出すための正規の「かさ上げ台」は販売されていません。
しかし、洗濯機売り場やリフォーム用品のコーナーには、振動を抑えたり、床のキズを防止したりするための「防音・防振マット」が取り扱われています。これらは高さこそ出ませんが、正規品のかさ上げ台と併用することで効果を発揮する便利なアイテムです。
洗濯機用ガタゴト防音マット(4個入)

こちらはゴムのような素材で作られたマットで、洗濯機の脚の下に敷くことで振動音を吸収してくれる商品です。
JANコード:4940921826685
商品の特徴
EVA樹脂とゴムで作られており、厚さは約5mmから10mm程度です。4個入りで110円というコストパフォーマンスの良さが魅力といえるでしょう。
口コミでは「脱水の音が少しマシになった」「床への傷防止には十分」といった声がある一方で、「高さが出ないので掃除機は入らない」「重いドラム式だと時間の経過でペチャンコになる」という意見も見受けられます。
耐震マット(4枚入)

家具の転倒防止コーナーなどで見かける透明や青色のゲル状マットです。粘着性があり、床と洗濯機の脚を密着させてズレを防ぐ効果が期待できます。
JANコード:4549131944020
活用ポイント
厚さは5mm程度のため、これ単体でかさ上げはできません。しかし、通販などで購入したしっかりとしたかさ上げ台の下に敷くことで、床への色移り防止や滑り止めとして優秀な働きをしてくれます。
セリアでの取り扱い状況と売り場
セリアにおいても、残念ながら洗濯機の脚を乗せて高さを確保する専用の「かさ上げ台」の取り扱いは確認できませんでした。
セリアのDIYコーナーや家庭用品売り場では、ダイソーと同様に振動を吸収するための薄型の粘着マットが販売されています。
防振粘着マット
正方形の小さな粘着マットで、家電や家具の揺れを抑えるために使われる商品です。
JANコード:4982790442108
この商品は「かさ上げ」というよりも「固定」がメインの用途ですね。厚みが3mmほどしかないので、排水ホースを通す隙間を作ることは難しいのが現状です。
ユーザーの評価としては、空気清浄機や突っ張り棒の補強など、軽量な家具の固定には高評価を得ていますが、100kg近くある洗濯機の重量を支え続けるには、少し強度が心もとないという意見もあります。あくまで補助的なグッズとして捉えるのが良いでしょう。
キャンドゥでの取り扱い状況と売り場
キャンドゥについても調査を行いましたが、他の100円ショップと同様に、洗濯機専用の「かさ上げ台」は販売されていないようです。
また、店舗によっては汎用的な衝撃吸収パッドを置いている場合もありますが、ダイソーやセリアのように「洗濯機用」として明確にパッケージングされた定番商品は見つけにくいのが現状です。
キャンドゥで関連商品を探す場合は、洗濯機コーナーだけでなく、家具の転倒防止グッズ売り場などをチェックしてみると、代用可能な耐震マットが見つかるかもしれません。
ただし、やはり「高さを出す」という目的を達成できる商品は存在しないと考えたほうが無難です。
通販での購入がおすすめ
ここまで100円ショップの調査結果をお伝えしましたが、洗濯機の下に掃除機が入る隙間を作りたい、あるいは排水ホースをスムーズに通したいとお考えであれば、やはり通販サイトやホームセンターで販売されている「正規品」を選ぶのが最も確実です。
なぜ正規品がおすすめなのか、その理由は単なる在庫の有無だけでなく、製品としての「品質」と「安全性」にあります。
圧倒的な耐荷重と耐久性
洗濯機は水が入ると100kg近い重量になり、脱水時には激しい振動が加わります。正規品のかさ上げ台(例:「ふんばるゾウ」や「ふんばるマン」など)は、この過酷な環境に耐えられるよう設計されており、耐荷重が150kg〜500kgと非常に頑丈に作られています。
長期間使用しても変形や破損のリスクが低く、安心して使い続けられます。
確実な高さの確保と防振設計
正規品は、一般的に5cm〜10cmほどの高さを確保できるように設計されています。これにより、以下のようなメリットが生まれます。
- クイックルワイパーやロボット掃除機が下に入るようになる
- 排水ホースの勾配が取れて、排水エラーが減る
- 独自の構造で振動を逃がし、静音性が高まる
最初は少しコストがかかるように感じるかもしれませんが、万が一洗濯機が転倒したり、床が凹んでしまったりした時の修理費を考えれば、しっかりとした専用品への投資は決して高くありませんよ。
特にゴム100%で作られた製品(例:「タツフト あしあげ隊」など)は、振動吸収率が高く、階下への騒音が気になるマンション住まいの方から高い支持を得ています。安さを求めて代用品を使うよりも、専用品を選ぶことが結果的に満足度の高い生活につながります。
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よくある疑問
ここでは、洗濯機のかさ上げに関してよく寄せられる疑問について、Q&A形式で解説します。
Q. 100均のレンガや発泡スチロールブロックで代用してもいいですか?
A. 大変危険ですので、絶対におやめください。
園芸用のレンガや発泡スチロールは、洗濯機の激しい振動や点荷重(脚の一点にかかる重さ)に耐えられるようには作られていません。使用中に割れたり潰れたりして洗濯機が傾き、転倒事故や水漏れにつながる恐れがあります。
Q. 100均の防振マットを何枚も重ねて高さを出すのはありですか?
A. こちらも推奨できません。
マットを何枚も重ねると、層の間でズレが生じやすくなります。脱水時の振動でマットがバラバラになり、洗濯機が「歩き出す(位置が大きくズレる)」原因となります。安全性確保のため、一体成型された専用のかさ上げ台を使用しましょう。
Q. 賃貸ですが、床に跡がつかないか心配です。
A. ゴム汚染(色移り)防止対策が重要です。
ゴム製品に含まれる成分が床材(クッションフロア)に移って変色することがあります。これを防ぐために、かさ上げ台の下にダイソーなどの「キズ防止フェルト」や「透明な耐震マット」を挟むのが有効な活用術です。
また、正規品の中には「非移行性ゴム」を使用した、色移りしにくい商品も販売されています。
まとめ:洗濯機かさ上げ台は100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える?売り場は?
今回の調査の結果、ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100円ショップでは、洗濯機を持ち上げてスペースを確保するための正規の「かさ上げ台」は販売されていないことが分かりました。
各店舗の洗濯機用品売り場やDIYコーナーで手に入るのは、あくまで「防振」や「滑り止め」を目的とした薄型のマット類です。これらは高さ出しの機能はありませんが、正規品と組み合わせることで床の保護などに役立つ補助アイテムとして優秀です。
洗濯機の下を掃除したい、排水ホースのスペースを確保したいという本来の目的を達成するためには、耐久性と安全性が保証された専用品を購入することを強くおすすめします。
毎日使う洗濯機だからこそ、安全で快適な環境を整えて、家事のストレスを減らしていきましょう。