水回りの小物修理やDIY、または水槽内の装飾など、水に強い接着剤が必要な場面は意外と多いものです。
ただ、多くの方がまず考えるのは、手軽に手に入る100円ショップでの取り扱い状況ではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気の100均であるダイソー、セリア、キャンドゥの各店舗で、水に強い接着剤が実際に取り扱いがあるか調査し、どのような種類や特徴の商品があるのかを徹底的に解説いたします。
この記事でわかること
- ダイソー・セリア・キャンドゥでの耐水接着剤の具体的なラインナップ
- 用途（水没・耐熱など）に応じた最適な接着剤の選び方
- 各100円ショップでの接着剤の主な売り場と陳列場所
- 店舗購入と通販購入のメリット・デメリット
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Contents
水に強い接着剤はダイソー・セリア・キャンドゥの100均で買える？
- ダイソーで買える水に強い接着剤の種類と売り場は？
- セリアで買えるエポキシ系接着剤と売り場は？
- キャンドゥで買える有名メーカー品の取り扱いと売り場は？
- 予算を抑えたいなら通販での購入がおすすめな理由
- 100均の耐水接着剤に関するよくある疑問を解決
ダイソーで買える水に強い接着剤の種類と売り場は？
ダイソーは、数ある100円ショップの中でも、特にDIY関連商品のラインナップが豊富なのが特徴です。そのため、水に強い接着剤の種類も充実しています。
主に水への耐久性を求める方におすすめできるのが、エポキシ系接着剤（2液混合タイプ）です。
これは、二つの成分（主剤と硬化剤）を混ぜ合わせることで化学反応を起こし、プラスチックのように硬化するのが理由です。
硬化後には非常に高い強度と耐久性を発揮し、水や熱に対しても強固な接着力を維持します。
金属や陶器、ガラスなど、硬い素材の接着に適しており、水槽内の小物固定や水に浸かる可能性のある場所で活用できるでしょう。
ただし、エポキシ系接着剤には速乾タイプ（5分硬化など）と遅乾タイプ（30分硬化など）があり、作業時間に応じて選択する必要があることには注意が必要です。
速乾タイプは手早く作業を終えたい時に便利ですが、遅乾タイプの方がより高い最終強度を得られる傾向にあります。
一方で、ダイソーでは、ポリプロピレン（PP）やポリエチレン（PE）といった一部の難接着性プラスチックに対応した製品は少ないのが現状です。
これらの接着剤は、主にDIY・工具コーナーや、カッター、ハサミなどの文房具コーナーの一角に陳列されているケースが多いです。
ダイソー製品は容量が他の100均よりやや多い傾向にあるのも利点と言えます。
ダイソー耐水接着剤のポイント
主力商品: エポキシ系接着剤（2液混合）
強み: 高い強度と水没に耐える性能
注意点: 難接着性プラスチックに対応する製品は少ない
セリアで買えるエポキシ系接着剤と売り場は？
セリアもダイソーと同様に、水に強い接着剤の代表格であるエポキシ系接着剤（2液混合タイプ）を取り扱っています。
言ってしまえば、セリアのエポキシ系接着剤も、水に濡れる環境下での使用において高い信頼性を期待できます。
このタイプは、特にハンドクラフトや修理の文脈で利用されており、例えば、釣竿のガイド部分の修理や、水漏れが懸念されるスノードームの制作材料として実際に活用されている例が多く見られます。
こう考えると、その耐水性の高さは実証済みだと評価できるのではないでしょうか。
また、セリアでは、木材用の水性ボンドであっても「耐水性」をうたう製品がラインナップされている場合があります。
しかし、木材用耐水ボンドはあくまで屋外や湿気に「耐える」ことを目的としており、水に浸す用途には適さないため、用途の区別が必要です。
セリアの製品は、パッケージのデザインがシンプルで、手芸用品やクラフト材料としても扱いやすい傾向にあるのが魅力です。
一方で、ダイソーに比べて容量が少量パックになっている製品が多い可能性があります。
このため、一度に多くの量を必要としない小規模な作業や、接着剤の種類を試したい場合に非常に重宝するでしょう。
売り場についても、ダイソーと大きな違いはありません。
主に文具コーナーや、DIY・ホビー用品が集められた棚を探してみてください。店内の壁面やフック陳列されていることが多いです。
キャンドゥで買える有名メーカー品の取り扱いと売り場は？
キャンドゥの接着剤コーナーの大きな特徴は、セメダインやロックタイトといった有名メーカーのブランド製品が並んでいることが多い点です。
これは、特定のメーカー品を求めるユーザーにとって、非常に大きなメリットとなるでしょう。
例えば、キャンドゥではセメダインのスーパーX2 透明などの弾性接着剤が取り扱われていることが確認されています。
このスーパーX2は、ショックに強く、弾力性があるため、接着後の衝撃や振動にも耐えられるのが利点です。
さらに、熱や水にも強く、屋外での使用に適しています。
しかし、重要な注意点として、メーカー公式の情報には「水没する用途はNG」と明記されている場合があります。
このため、常に水に浸かる場所ではなく、水がかかる程度の屋外や洗面所周りなどでの使用を推奨いたします。
他にも、強力な瞬間接着剤の中には「ショックと水にも強い」ことを特徴としている製品もあります。
このように、キャンドゥでは品質に定評のある製品を低価格で試せるのが強みと言えます。
これらの製品は、主に文房具コーナーや日用品の補修用品コーナーで販売されています。
キャンドゥ購入時の最重要注意点
キャンドゥで取り扱いのあるセメダインなどの有名メーカー品の弾性接着剤は耐水性に優れますが、「水没（常に水に浸かる）」用途には適さないとされています。
お風呂場での小物固定など、水がかかる環境に留めておくことが接着の確実性を高めます。
| 店舗 | 主力の耐水接着剤 | 耐水性の種類 | 容量の傾向 | 主な用途（推奨） |
|---|---|---|---|---|
| ダイソー | エポキシ系（2液混合） | 水没・高強度 | やや多め | 水槽、陶器の修理、金属 |
| セリア | エポキシ系（2液混合） | 水没・高強度 | 少量 | 手芸、クラフト、小物修理 |
| キャンドゥ | メーカー品（弾性/瞬間） | 耐水（水没NG） | 少量 | 屋外、水回り（洗面所・浴室） |
予算を抑えたいなら通販での購入がおすすめな理由
前述の通り、100円ショップで水に強い接着剤が手に入るのは非常に便利ですが、本当に失敗したくない場合や、継続的に多くの量が必要な場合は、むしろ通販（ネットショップ）での購入を検討するのがおすすめです。
その理由は、100円ショップの接着剤には主に三つのデメリットがあるからです。
まず、第一に「在庫切れのリスク」です。特に高性能なエポキシ系接着剤は人気が高く、必要な時に手に入らないことがあります。このため、計画的にDIYを進める上での障害になる可能性があります。
次に、「容量と単価」の問題です。100均の製品は少量パックのため、大きなものや複数のものを接着する場合、結果的に割高になってしまう場合があります。
大容量の製品は、初期投資は高くとも、単価で考えればはるかに安く抑えられるのです。
最後に、「用途とのミスマッチ」です。100均のパッケージだけでは細かい仕様（耐熱温度や水没の可否）が分かりづらく、用途に合わない製品を選んでしまうリスクが伴います。
一方で、通販であれば、大容量の製品を安価な単価で手に入れられますし、商品のレビューや詳細な仕様を比較した上で購入できます。
これが出来れば、一度の購入で長く使え、接着の失敗も避けられるため、結果としてトータルのコストパフォーマンスが最も高くなります。
特に、水没などシビアな環境での使用を前提とする場合は、通販で信頼できる専門製品を選ぶことが確実です。
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100均の耐水接着剤に関するよくある疑問を解決
瞬間接着剤は本当に水に強いですか？
多くの瞬間接着剤の主成分はシアノアクリレートですが、硬化後は水に対する耐性を持っています。
しかし、熱湯や長時間の水没、あるいは衝撃が加わる環境下では、エポキシ系接着剤に比べて剥がれやすいのが実情です。
したがって、水に弱いわけではないが、水没させるならエポキシ系を推奨するのが客観的なアドバイスです。
木工用ボンドの耐水性はどの程度ですか？
単純に言えば、一般的な木工用ボンドの多くは、酢酸ビニル樹脂を主成分としているため、水には非常に弱いです。
乾燥すると白濁し、見た目は固まりますが、水に触れると簡単に溶けてしまいます。
ただし、木工用の中でも「高耐水」や「屋外用」と明記された製品は一定の耐水性がありますが、これらは100均での取り扱いが少ないため、水に強い接着が目的なら、他の接着剤を候補に加えることが賢明です。
エポキシ接着剤は熱にも強いですか？
多くの場合、エポキシ系接着剤は耐水性に優れると同時に、耐熱性にも優れています。
しかし、耐熱温度は製品によって異なります。例えば、熱水に耐えるレベルであっても、火に直接触れるような高温に耐えるわけではありません。
もし高温になる場所で使用する場合は、パッケージに記載された耐熱温度を必ず確認する必要があります。
これらの情報は、100均製品よりもメーカー製品の方が詳細に公開されていることが多いです。
まとめ：「水に強い接着剤」は100均ダイソーやセリア・キャンドゥどこで買える？売り場はここ
水に強い接着剤は、ダイソー、セリア、キャンドゥのどの100円ショップでも購入可能であり、それぞれの店舗で特色ある製品が展開されています。
水槽の装飾やスノードームなど水没させる用途であれば、ダイソーやセリアで手に入るエポキシ系接着剤一択です。
一方、屋外や浴室など水がかかる程度の用途であれば、キャンドゥのセメダインなどの有名メーカー品や、弾性接着剤も有力な選択肢となります。
しかしながら、前述の通り、100均の店舗は在庫が不安定であるという側面があります。
加えて、大容量が必要な場合や、より専門的な耐水性能が求められるDIYを行うのであれば、最終的なコストと確実性を考慮し、詳細な仕様が確認できる通販での購入が最もおすすめできる方法です。