「車椅子用ひざ掛け」おすすめ６選！失敗しない選び方【2025最新】

車椅子を利用されている方にとって、冬場の寒さ対策は非常に重要な課題です。

特に下半身の冷えは血行不良につながるため、適切な対策が求められます。

一般的なブランケットではなく、車椅子での使用に特化したひざ掛けを選ぶ理由や、防寒対策として何を重視すべきか、さらに車輪への巻き込み防止機能や、介護のしやすさといった選び方の基準を詳しくご紹介します。

記事の後半には、厳選したおすすめ5選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

---

「車椅子用ひざ掛け」の選び方のポイント

• 車椅子用ひざ掛けの基礎知識と選び方の重要ポイント
• 【Q&A】車椅子ひざ掛けに関するよくある質問
• 安全で快適な車椅子ひざ掛けおすすめの選び方まとめ

「車椅子用ひざ掛け」の基礎知識と選び方の重要ポイント

車椅子で安全かつ快適に過ごすためには、通常のひざ掛けやブランケットとは異なる視点で商品を選ぶ必要があります。

ここでは、車椅子用ひざ掛けを選ぶ際に、特に重要となるポイントと、その基本知識について解説します。

1. 安全性：巻き込みとずり落ちの対策

車椅子での使用において、最も注意すべきは車輪への巻き込み防止です。

一般的なブランケットは長さや幅があるため、車輪に巻き込まれてしまうと、転倒や故障の原因になり非常に危険です。

そのため、車椅子専用に設計されたひざ掛けは、裾が車椅子の幅に収まるよう工夫されていたり、足元がすっきりとした形状になっていたりします。

また、座っている間にひざ掛けが滑り落ちてしまう「ずり落ち」を防ぐための機能も不可欠です。

腰やアームサポート部分に固定できるストラップ、ベルト、またはマジックテープが付いているかを確認してください。

特に、自力での修正が難しい方や介助者が常に付き添えない状況では、これらの固定機能が安全性を大きく高めます。

2. 機能性：暖かさと快適性の追求

安全性に加えて、使用時の快適性を高める機能も重要です。主に防寒対策と防水性に着目してください。

例えば、冬場の外出や屋外での使用を想定する場合、裏地がフリースやボア素材になっているもの、あるいは中綿入りのキルティング加工が施されているものなど、高い保温性を持つものを選ぶことが大切です。

最近では、体温を熱に変える発熱素材を使用したひざ掛けや、バッテリーで温める電熱ヒーター内蔵型のブランケットも登場しており、寒がりの方には大変おすすめです。

一方で、防水・撥水加工の有無も確認すべき点です。

雨や雪から体を守るだけでなく、食事中の飲みこぼしなどからも衣類や車椅子を保護できます。

特に屋外移動が多い場合は、撥水性のある表地を持つモデルを優先的に探すと良いでしょう。

3. 利便性：介護と日常使いの視点

介護する側、される側の両方にとって、ひざ掛けの使いやすさは日々の負担を大きく左右します。

装着や取り外しが簡単であることはもちろん、お手入れのしやすさも重要な選定基準です。

着脱の際は、ファスナーやバックル、面ファスナーなどが使われているかを確認し、小さな動作で済むデザインであるかをチェックしましょう。

また、ひざ掛けは日常的に使うため、汚れやすくなります。そのため、自宅の洗濯機で丸洗い可能な素材であるか、また乾きやすい速乾性の高い素材であるかどうかも、購入前に調べておくと便利です。

多くの専門的な介護用品は、耐久性と衛生管理のしやすさを考慮して設計されています。

「車椅子用ひざ掛け」おすすめ６選

ここからは、前述の選び方の重要ポイントを踏まえ、実際にどのような「車椅子用ひざ掛け」があるのかをご紹介します。

安全対策や防寒性能はもちろん、デザイン性や使い勝手といった多角的な視点から商品を厳選いたしました。

あなたの利用シーンや重視する機能に合わせて、最適なブランケットを見つけるための参考にしてください。

1. アストロ 車椅子用ブランケット

あたたかなボア生地で、車椅子での下半身の冷えをしっかりと和らげる専用ブランケットです。

表地は見た目にもおしゃれなケーブル編み風の型押しボア、裏地は心地よいシープボアで、肌触りも暖かさも抜群です。

車椅子での使用に特化しており、両側のハンドルに掛けて使用できる「ずり落ち防止ストラップ」が付いているため、移動中の不意の落下や風によるめくれを防ぎ、安心して利用できます。

また、手元に小物やカイロを入れられる便利なポケット付き。

汚れても洗濯機で丸洗いができるので、日常的に清潔に保て、衛生面でも優れています。

おすすめポイント

1. ずり落ちや風で飛ぶのを防ぐストラップ付きで高い安全性。
2. 小物やカイロを入れられる便利なポケット付き。
3. 汚れても洗濯機で洗えるため衛生的で日常使いしやすい。

---

2. [ケアウィル] グッドデザイン賞 車椅子利用者用 【ひざかけのみ】 多機能レインウェア

2024年度グッドデザイン賞を受賞した、車椅子利用者専用の多機能レインウェアの「ひざ掛けのみ」の製品です。

雨の日の外出における「めくれる」「蒸れる」「巻き込まれる」といった悩みを解決するために開発されました。

このひざ掛けは足にぴったりフィットする設計で、風が中に滞留せずめくれることがありません。

また、車輪やキャスターに巻き込まれないよう側部や先端部が工夫されています。

腰部には、差し込みプレートとベルトがあり、アームサポートやハンドルなど6通りの固定方法が選べるため、利用者の身体状況や車椅子の種類に合わせて確実に滑り落ちを防げます。

小さな手の動きで簡単に着脱・収納できるデザインも魅力で、雨の日のお出かけをサポートします。

おすすめポイント

1. 足にフィットし、風でめくれず車輪に巻き込まれない安全設計。
2. 腰部ベルトは6通りの固定方法があり、車椅子や身体の状態に合わせて選べる。
3. ファスナーやボタンがなく、小さな動作で簡単に着脱・収納が可能。

---

3. 半ラップ式車椅子用ブランケット

屋内・屋外どちらでも使用できる、柔らかく暖かい半包み式の車椅子用ブランケットです。

防水性と防風性を備えた表地と、厚手のプラッシュ（3層構造）で作られた裏地により、まるで寝袋のように下半身を暖かく包み込みます。

雨や雪の日でも安心して外出でき、冷たい風をしっかりと遮断してくれます。

このブランケットは、使用中にずり落ちるのを防ぐ「ベルクロデザイン」が特徴です。

さらに、背面にストラップが付いており、車椅子にしっかりと結び付けて動きを防ぐことで、使用中の快適さと安全性を確保します。

高齢者や障害者のニーズを考慮した設計で、寒い季節の車椅子ライフに実用的で思いやりのある暖かさを提供します。

おすすめポイント

1. 防水・防風の表地と厚手の3層プラッシュ裏地で高い保温性。
2. 使用中のズレを防ぐベルクロと背面ストラップによる確実な固定。
3. 体に余分な負担をかけない半包み（半ラップ）式で簡単着用。

---

4. 冬用車椅子ブランケット

防水シェルと心地よいフリース裏地（2層の厚いフリース）を備えた、寒い季節に最適な車椅子用ブランケットです。

雨や雪にも強い防水シェルが外側の湿気を防ぎ、内側の厚いフリースが体を暖かくドライに保ちます。

寒い冬だけでなく、春や秋の冷え対策にも最適なデザインです。

このブランケットは、両側にフックとループストラップ（面ファスナー）が付いており、手動および電動のすべての車椅子にしっかりと固定できるユニバーサルな設計です。

寝袋のように暖かさを閉じ込める特大のジッパーが付いているため、着脱もスムーズに行えます。

おすすめポイント

1. 防水シェルと2層の厚いフリース裏地で暖かくドライな状態を維持。
2. フックとループストラップであらゆる車椅子にしっかりと固定可能。
3. 寝袋のように暖かい特大ジッパーで着脱が簡単。

---

5. Tetote 暖ロン ブラック ぬくろん

高機能素材「サーモライト中綿」と「サーモライトマイクロフリース」を裏地に使用し、効率よく優しく暖める車椅子用ひざ掛けです。

軽量で風を通さない素材のため、冷たい外気を遮断し、暖かさが持続します。

特に重要なのが、ヒザから下を面ファスナー式で左右の足をそれぞれ包み込む「ラップ式」を採用している点です。

これにより、第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」をしっかりと温めながら、ズレ落ちにくい設計を実現しています。

撥水加工で汚れにくく、ウエストは背中側のバックルで簡単に着脱・サイズ調節が可能。

締め付けすぎないリラックスできる着け心地で、血流の悪化を防ぎます。

おすすめポイント

1. ヒザ下を個別に包み込み、ふくらはぎを温めることで冷えを防止。
2. 面ファスナー式でしっかりと固定でき、ズレ落ちにくい。
3. 撥水加工と高機能中綿（サーモライト）で保温性と防汚性を両立。

---

6. 車いす保温カバー 介護用 洗える

真冬の寒さ対策やお出かけに最適な、全身を包み込む車椅子用の保温カバーです。

表生地には撥水加工が施されており、雨や雪の日でも安心して外出できます。

裏地にはたっぷりの裏シャギー素材を使用しており、膝や下半身だけでなく、上半身の背もたれまでふわふわの毛布に包み込み、抜群の保温性を提供します。

ファスナー式で簡単に着脱が可能でありながら、しっかりと体をカバーするため、寒さに弱い方や高齢者への贈り物としても最適です。

普段の冷え対策はもちろん、ご自宅やアウトドアでのご使用にも対応可能。

縫製がしっかりしており、洗濯してもへたれにくい設計のため、長く清潔にご利用いただけます。

おすすめポイント

1. 裏シャギーと大判サイズで上半身の背もたれまでしっかりカバーし保温性抜群。
2. 撥水加工の表生地で雨や雪の日のお出かけも安心。
3. ファスナー式で着脱が簡単ながら、全身をしっかり包み込む。

【Q&A】「車椅子用ひざ掛け」に関するよくある質問

車椅子用ひざ掛けを選ぶ際や、日々の使用の中で、多くの読者から寄せられる疑問とその回答をまとめました。

Q1: 市販の一般的なブランケットは車椅子で使っても大丈夫ですか？

基本的に、安全性の観点から推奨できません。

一般的なブランケットはサイズが大きく、車椅子で座った状態だと裾が地面に垂れ下がったり、車輪の近くにきてしまったりすることが多いです。

いくら暖かくても、巻き込みのリスクが非常に高くなります。

そのため、巻き込み防止やずり落ち防止のための固定機能が備わった、車椅子専用のひざ掛けを選ぶことが強く推奨されます。

特に電動車椅子や自走式の車椅子を利用される場合は、安全性を最優先して選ぶ必要があります。

 

Q2: 介助なしで簡単に着脱できるひざ掛けはありますか？

はい、多くの製品が自立支援を考慮して設計されています。

例えば、腰部をマジックテープやバックルで固定し、ひざ下はファスナーや面ファスナーで留めるだけの「ラップ式」は、片手でも操作しやすいものが多く、介助なしでの着脱を容易にします。

また、ポンチョ型やマント型のように、上から被るだけで下半身全体を覆えるタイプも、腕の可動域が広い方にとっては簡単で便利です。

ご自身の身体の動きや力の入りやすさに合った固定方法を持つ商品を選ぶことが大切です。

 

Q3: 夏場やエアコンによる冷え対策にはどういった素材がおすすめですか？

夏場や屋内での冷房対策としてひざ掛けを使用する場合は、厚手のボアやフリース素材ではなく、通気性と吸湿性に優れた素材がおすすめです。

例えば、綿（コットン）やガーゼ、薄手のマイクロファイバー素材などが適しています。

これらは、冷えすぎを防ぎつつ、汗をかいても蒸れにくいという特徴があります。

一方で、車椅子で長時間座っていると、血流が悪くなりやすい部分をピンポイントで温めるため、薄手の足ポケット付きのひざ掛けを選び、足先や足首を重点的に保温するのも有効な対策の一つとなります。

まとめ：「車椅子用ひざ掛け」おすすめ６選！失敗しない選び方【2025最新】

ここまで、車椅子用ひざ掛けの選び方と、それに関するよくある疑問について詳しく解説してまいりました。

これらの理由から、一般的なブランケットではなく、専用の機能を持つ商品を選ぶことが、快適で安全な車椅子ライフを送るための鍵となります。

最終的に、最適な車椅子 ひざ掛け おすすめを選ぶために確認すべき要点をリストアップします。

• 固定方法（ストラップやベルト）が、利用者の身体や車椅子の種類に合っているか
• 車輪に巻き込まれないように、裾の長さや形状が工夫されているか
• 屋外利用が多い場合は、撥水・防水加工が施されているか
• 真冬の防寒対策として、裏ボアや発熱素材など高い保温性があるか
• 汚れた際に、洗濯機で手軽に丸洗いできるか
• 小物入れやカイロ用ポケットなど、便利な機能が付いているか
• 介助者の負担を減らすため、着脱が簡単で手間がかからないか
• 座った時に、生地の厚みでかさばりすぎないか
• 通気性があり、蒸れにくい素材で作られているか
• 利用者の好みに合った、おしゃれなデザインであるか
• 価格と耐久性のバランスが良いか
• 介護保険の対象となる商品かどうか
• 購入前に、レビューなどで実際の使用感を確認したか
• 身体の冷えやすい「ふくらはぎ」などを重点的に温められる構造か
• 季節や用途に合わせて、複数枚の使い分けが可能か